2025.04.20 第6回 AOKI起業家育成プロジェクト 集合研修が開催されました

2025年4月20日(日)、AOKIグループ研修センターにて、第6回AOKI起業家育成プロジェクトの集合研修が行われました。アメリカ視察研修を終えたメンバーたちは、最終発表に向けた重要な機会として、この日の研修に臨みました。

午前の部:人間力講座

午前中は北川達夫先生による人間力講座が実施されました。進路や人生設計に関するディスカッションが行われ、大学進学の意義や習得すべきスキルについて深い対話が展開されました。メンバーからは「起業のために経済を学ぶ」「専門的スキルを身につけることで余計な力をかけずにビジネスができる」「心理学や哲学が人の行動原理を理解するのに役立つ」など、多様な意見が出されました。

第4回プロジェクト卒業生である堀さんを招いた質疑応答では、大学での学びと実践のギャップや起業に対する意識の変化について具体的な体験談が共有されました。また、メンターの渡辺氏からは、変化する社会における求められる人材像について貴重な洞察が提供されました。「人口減少に伴い一人ひとりの価値が高まっている」「AI技術の発展により従来とは異なるスキルが求められる」「仕事や人間関係が複雑化する中でリカバリー力が重要」といった観点から、これからの時代に必要とされる資質について議論が交わされました。

講座の後半では、「運・縁・恩」という言葉をテーマにした個人発表が行われました。各メンバーは自らの経験を振り返りながら、人生において大切にしたい独自の価値観を共有しました。「妥協することの大切さ」を表す「妥」、「すべての基盤となる同意」を意味する「然」、「自らの努力」の重要性、「敬意を持つこと」の価値、時に「断つ」勇気の必要性など、多様な視点が示されました。また「関わり」「数」「交わり」「夢」「機嫌」「柔軟さ」「笑顔」といった独自の価値観も加えられ、メンバー一人ひとりの個性が光る発表となりました。

午後の部:ビジネスプラン

午後からは、ビジネスプラン作成に向けたチーム活動が集中的に行われました。各班は最終発表に向けて、これまでの学びや経験を活かしながら、具体的なビジネスモデルの構築に取り組みました。

研修の締めくくりには、B-Bridge Internationalの桝本氏、フジサカ氏を迎え、アメリカ視察研修で実施した「イノベーションチャレンジ」の成果発表会が開催されました。各チームは言語や文化の壁を超えて挑戦した様々な活動について、生き生きとしたプレゼンテーションを展開しました。「海外の人に声をかけ写真を撮ってもらう」、「ノートに最近の愚痴を書いてもらう」、「最近起こった嫌なことをジョークで笑わせる」などと、それぞれ独自のアプローチでコミュニケーションに挑戦しました。

メンターからは「プレゼンをする姿勢、聞いてもらう・見てもらう・楽しませる工夫が見られた」「声をかけても無視される経験を乗り越えた成長が印象的」といった前向きなフィードバックが提供されました。また桝本氏からは「起業家とは単に会社を作る人ではなく、新しいことに挑戦する人」というメッセージが贈られ、「ネガティブな場面では楽しかった記憶を思い出して心を切り替える力を持ってほしい」という励ましの言葉で締めくくられました。

本気で日本を、世界を
リードする生き方を目指す皆さんに

日本を代表するビジネスパーソンの卵を求めています。

© AOKI起業家育成プロジェクト実行委員会