2025.8.21 第6回AOKI起業家育成プロジェクト インターンシップに参加しました

2025年8月21日(木)、第6回AOKI起業家育成プロジェクトの企業訪問研修が開催されました。今回は3つのチームに分かれて、それぞれ異なる企業を訪問し、実際のビジネス現場での貴重な学びを体験しました。

Aチーム:株式会社KAKEAI

午前中は朝会への参加から始まり、企業のリアルな業務フローを体感しました。KAKEAI社からは、企業における1on1の課題について詳細な説明を受け、リモートワークで生じるコミュニケーション不足や話しづらさといった現代的な問題を学びました。

KAKEAIツールの特徴として、上司の得意・苦手な話題をデータで可視化できる機能について体験しました。メンバーからは「1on1のデメリットはあるか」「アバターでの実施はどうか」「他社の上司との1on1の可能性」といった建設的な質問が出され、活発な議論が展開されました。

午後は課題ワークとして、KAKEAIツールの新たな活用案について検討しました。発達障害の診断支援、医療現場での文字起こし、教育分野での先生と生徒の関係改善など、多角的なアイデアが提案されました。

最終的に各メンバーが3分間のプレゼンテーションを実施し、代表取締役の本田様から「ユニークさの重要性」「ユーザーの気持ちを理解する力」といった貴重なフィードバックをいただきました。

Bチーム:Space BD株式会社

宇宙産業という最先端分野で事業を展開するSpace BD社を訪問しました。会社紹介では、宇宙産業の拡大というという未来志向の目標について学び、メンバーからは「どのように収益を上げているのか」「世界的な競合企業の存在」といった具体的な質問が出されました。

月面探査を模したSTEAM教材を使ったワークショップを実際に体験し、宇宙探査技術を身近に感じることができました。

事業課題を想定し「年間1000万円の売上を作るための事業計画」について検討し、中学生を対象とした「ローバーキャンプ」という6泊7日の合宿プログラムを提案しました。このプログラムでは、中学生がローバーのワークショップを通じて技術を学び、それを活用したビジネスプランを考える内容を企画しました。企画提案に対して社員からは「なぜそのターゲットを設定したのか」「場所はどこを想定しているのか」といった質問が出され、メンバーからは具体的に自然環境を活用した付加価値の提供についての提案がありました。

Cチーム:Adora株式会社

子どもの見守りサービス「コドマモ」を提供するAdora様を訪問しました。プロダクト体験では、保護者側と児童側の両方の視点でアプリケーションを実際に操作し、サービスの仕組みを深く理解しました。

事業課題として、親子間のスマートフォン利用に関する問題について検討しました。「悪ガキからの提案」というユニークなタイトルのもと、親と子の双方が納得できる妥協点を見つけることをコンセプトに、具体的な改善提案を行いました。

プレゼンテーションでは、前提の整理から現状分析、コンセプト設定、各種提案まで論理的な構成で発表を実施しました。Adora様からは「前提の整理が素晴らしい」「保護者と児童双方の意見を整理した課題設定が分かりやすい」といった高い評価をいただきました。

また、いじめ問題における親の介入の心理的障壁や、位置情報把握に対する児童の心理について、ターゲット年代でもあるメンバー自身の考えも踏まえた深い議論が交わされました。

このインターンシップを通じて、メンバーたちは実際のビジネス現場での課題解決プロセスを体験し、起業家として必要な視点と実践的なスキルを習得することができました。各企業の皆様からいただいた専門的なフィードバックは、メンバーたちの今後のビジネスプラン作成において貴重な指針となります。異なる業界・分野での多様な学びを通じて、それぞれの起業家としての成長に向けた重要な一歩となりました。

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© AOKI起業家育成プロジェクト実行委員会