2025.12.07 第6回 AOKI起業家育成プロジェクト最終発表会及び修了式が開催されました

2025年12月7日(日)、TKPガーデンシティPREMIUM横浜ランドマークタワーにて、第6回AOKI起業家育成プロジェクトの最終発表会及び修了式が行われました。

約16か月にわたる研修を経たメンバー12名が、これまでの学びと成長を結集し、ビジネスプランの最終発表に臨みました。AOKI財団関係者をはじめ、プロジェクト卒業生、メンバー保護者、学校関係者など多数の来賓が出席し、メンバーたちの成長を見届けました。

理事長ご挨拶

AOKI財団理事長より、修了式を迎えたメンバーへの祝福の言葉が贈られました。2016年に始まった本プロジェクトは「日本、そして世界をリードする起業家の育成」を目指して歩んできました。理事長からは、これまでの修了生の活躍、そして本日参加してくださった卒業生の皆さんの存在が、第6期メンバーにとって大きな励みであり、目指すべき姿であること、そして本日で研修は一区切りとなるが、起業家としての歩みはここからが本番であるというメッセージが伝えられました。

ビジネスプラン発表

各チームは、このプロジェクトを通じて作成したビジネスプランの発表を行いました。

Aグループ
日常の行動ログやフィードバックを通して自分を知ることができ、将来的には自分の経歴・履歴書を自動で作ることのできるアプリ「より人々が的味適所に働ける環境にするためのシステム」を提案しました。

Bグループ
観光インフラの空き状況をつなぎ合わせることで思いがけない旅程をAIが提案し、そのままアプリから予約までを行えるサービス「気が向いたら思いがけない旅行へ簡単に行けるサービス(アプリ)」を提案しました。

Cグループ
動物とドローンを組み合わせた鳥型ロボットを使って監視・ガイド・カメラ・ペットの役割を担う商品「未来を生きる私たちの生活のパートナーとなるロボット」を提案しました。

発表後、AOKI財団関係者、協力団体講師から、各チームの提案に対して具体的で建設的な講評が提供されました。

個人スピーチ

メンバー一人ひとりが1分間、プロジェクトを経て学んだこと、今後の夢、今後の決意についてスピーチを行いました。「自分を変化させることの大切さ」「先入観や固定概念からの解放」「人生を楽しむツールの獲得」「ミクロ・メゾ・マクロ・メタの4つの視点」「一歩を踏み出すことの大切さ」「失敗を恐れず挑戦すること」「人に頼り、協力することの重要性」など、それぞれが16か月間で得た深い学びと成長が語られました。

全体講評

2度の海外研修、なかでもフィンランドでの経験を経て、帰国後のメンバー一人ひとりの成長は目を見張るものがありました。本プロジェクトが一貫して大切にしてきたのは、「教えてもらう場」ではなく「自ら学び取る場」であり、その姿勢を体現してくれた16か月だったと思います。メンバーの皆さんが、外面的な成果だけでなく内面の変化や気づきを語ってくれたことを、起業家の先輩として大変嬉しく感じています。成長はプログラムをこなしたから自動的に得られるものではなく、すべては自分次第です。ビジネスに正解の方程式はなく、知識やスキルだけでは乗り越えられないからこそ、好奇心や主体性、やり抜く力といった非認知的な力を磨き続けることが重要です。この修了は決して「終わり」ではなく、新たな始まりです。振り返りながら、次はどうすればもっと良くなるかを考え続け、実践を重ねていってください。さらに成長した皆さんと再会できる日を楽しみにしています。全員揃ってこの節目の日を迎えられたことに、心から感謝します。

このプロジェクトで得た経験と志を大切にし、社会に新たな価値を生み出す存在へと成長していくことを期待しています。

本気で日本を、世界を
リードする生き方を目指す皆さんに

日本を代表するビジネスパーソンの卵を求めています。

© AOKI起業家育成プロジェクト実行委員会